2014年9月20日土曜日

ROCK OVERでございま~す!


別に履くのを忘れたわけじゃないのよだってそうでしょ靴なんか履いてたら逃げられちゃうじゃないのそうでしょみんなそうするでしょ履いてる暇ないわよね敢えて履いてないのよ履き忘れたわけじゃないのよなのになんで笑うのなんでみんな笑ってるのおかしいのそんなにわたしがおかしいわけ靴を履いてたら逃げられると思って裸足で追いかけたわたしがおかしいのおかしくないわよだっておかしくないでしょ理性的な判断じゃないのみんなだってそうするでしょドラ猫にお魚盗られちゃうのよあなただってそうするでしょもし自分が同じ立場だったらって考えてごらんなさいよ絶対に裸足で駆けてくんだからなのになんでそんなに笑うの笑ってるの履き忘れたわけじゃないのにわたしそんなに笑われることしてないのに靴を履いてたら間に合わないと思ってそのまま追いかけることのどこがおかしいのなんでみんなわたしを見て笑ってるのわたしはおかしくないわよどこもおかしくないわよなのにみんなで寄ってたかってわたしを笑い者にするわけみんな馬鹿にしてるんでしょみんなでわたしのこと馬鹿にしてるんだわそうに違いないわそうやってみんな陰口を叩くのよ叩いてるのよわたしの陰口を叩いてるに決まってるんだわマスオさんの耳にも入るに違いないわ三河屋さんも陰でこそこそ笑うのよそしてみんなに言いふらすのよ御用聞きしてる家全てに言いふらすんだわあの人はおかしいって言いふらすのよそしてマスオさんはおかしな女の養子婿になった馬鹿な男だって会社で笑われてるんだわだってみんな笑ってるんだものみんなわたしを見て笑ってるんだものお日様も笑ってるわお日様もわたしのこと馬鹿にしておかしいと思ってるに決まってる~るるるるっる~。
今日も良い天気。
今日はPerfumeのっちの26歳の誕生日。
今日はROCK OVER Vol.7なのよ。
 
 
 
ああそうだ──さあまたやるぞ──始めるんだ!と作家は思った。あまりにもたくさんの大切なものを失ったが、ダニーは物語というものがどれほど素晴しいか知っていた──とにかく押し留めることができないものであることを。自分の人生の大冒険がまさに始まろうとしているのを彼は感じていた──彼の父親もきっと同じように感じていたに違いない、ツイステッド・リバー最後の夜の、あの辛い切迫した状況の中で。 (『あの川のほとりで』 ジョン・アーヴィング)

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