2014年12月24日水曜日

She's such a little DJ.


メリーーーーーークリスマスイーーーーーーーブ! Tomoeです。
先日のROCK OVERでやった自分の選曲が好きすぎて
未だにその曲ばっかり聴いてる私です。ナルシシズム!
(因みに過去のROCK OVERでそのような事になったことは一回もございません)

身近のとあるDJが言っていました、「DJ(選曲)に起承転結をつけるといい」と。
実は今回のROCK OVERで初めてそれをやりました。やっていたんですよ!

それが思った以上に楽しかったので、本日は曲紹介のようなタネ明かしのような
そんなブログを書いてみたいと思います。
TomoeさんのDJに1ミリも興味のない方は一切読んで頂かなくて結構です。
それでは、はりきってどうぞ!
 

OP〜「Happy Christmas(War Is Over)/John Lennon」→「シャロン(ROSSO)」

MCで「今日はクリスマスソングは流しません!」と叫んだのですが、
自分のDJの初っ端はいつぞやのLADY GAGAのように
「FUXXIN' X'mas!!」みたいな選曲にしようと思っていました。

とはいえ全く流さないのもアレだし、一番好きなクリスマスソングをOPに流しました。
私はこの曲は「Happy Xmas」よりも「War Is Over」的な意味で好きなんですけどね。



そんな思いでいたので、この次の曲に
“サンタクロースが死んだ朝に”
という歌い出しで始まる「シャロン」をかけたのです。なんかパンク!(?)

正直「YOKたんが流したらどうしよう」と心配していたのですが、
彼はそんな心配をよそにPerfumeとか流してたので良かったです。Perfumeも好きです私。

そっから先は出来るだけ女がビッチっぽい曲ばかり選びました。
「シャロン」も若干そういう表現ありますしね。
RIP SLYMEの「ヒッチハイクガール」なんて最高にビッチです。



これ「JOURNEY」ってアルバムに入ってまして、
ILMARI(エビちゃんの旦那)とSU(大塚愛の旦那)がメインで歌ってるんです。
2人とも非常に私の好きな声なので最高のタッグです。
しかも最高にモテそうな2人が最高に非モテソングを歌うってもう
「最高」しか言うことがないです。最高。
台詞の掛け合いが最高に好きなのでそこは絶対かけようと思いました。

当時、私にRIP SLYMEを教えてくれた友人がまさに
「ヒッチハイクガール」だったんですね。
その頃「冴えないモテないブス」だった私はその友人が非常に憧れでした。
いつか私もこの曲が似合う女になりたい、と思ったものです。
で、今回の衣装とウィッグだったら最高に似合う、と思ったのでかけました。

あと東京事変の「クロール」。
“ああそう そんなにしたいの あたしと色々な事を”
もう歌い出しから最高です。
これもヒッチハイクガール同様、「いつかこんな曲が似合う女になりたい」と
収録アルバム「教育」が発売された頃からずっと想っていました。
今なら似合うと思ったのでかけました。

実はInterpolの「Obstacle 1」もそんな感じです。
これはビッチっていうより「悪い女」ですけどね。
“Oh, she's bad” って言ってるし。



“She puts, oh she puts the weights into my little heart
(彼女は僕の小さなハートを重たくするんだ)”

MVに出てる女子も良い。踊りが「気持ち悪い」と「セクシー」のギリギリで。
Interpol(特にこの曲)好きなんですけど、「誰も知らねえだろ!」と思って
なかなかDJでかけづらい曲でありました。
長年の想いがかなった感じで感無量であります。
ただ皆さんの「えっ誰の曲?」っていう視線にいたたまれなくて途中で止めたので、
上の動画で是非1曲まるまる聴いていただきたいですね。

で、Red Hot Chili Peppersの「By The Way」をかけたんですが、実はこれは
「InterpolのObstacle 1と出だしが似てる」って理由で入れただけなので、
特に思い入れとかないです。笑
大体、今までレッチリ聴いたことねーし! って友達に言ったら怒られました。
あ、デスノートの主題歌になってたやつは好きです。

確かこれはYOKたんからレッチリのベストを借りて、
iTunesに入れたまんまずーっと聴いてなくて、最近になってやっと
「いい加減レッチリとか聴いといた方がいいかも知れん」と思って
流して聴いてたら「By The Way」だけ物凄くツボったので好きになったのでした。
きっとレッチリとか皆知ってるだろうしかけてみるかー程度で流したら
今回のDJ中で一番盛り上がった気がするので、
やっぱりレッチリって凄いなーと思いました。

なので歌詞とかも昨日初めて見たんですけど、
“Skin that flick, she's such a little DJ.”
って言うフレーズがいいなーと思ったので今回の記事タイトルにしてます。
あと何だかんだでこの曲の世界観もひねくれてるっぽいので、
流れとしては全然良かったなと思いました。

その後は若手2人の曲を続けてかけたかったので
Taylor Swiftの「I Knew You Were Trouble」とJake Buggの「Two Fingers」を。

おそらく日本で一番有名なテイラーの曲は
「We Are Never Ever Getting Back Together(あんたとヨリなんか戻す訳ないでしょ)」
だと思うんですが、度々かけてて飽きたし、言ってること幼稚だしなーと思って
ちょっと大人っぽい「I Knew You Were Trouble」にしました。

“I Knew You Were Trouble(あなたは私のトラブルの元だった)”

って昔の彼氏に向かって言った言葉だと思うんですけど、
個人的にはこれテイラー自身にも言えるんじゃないのか…と思っています。
なので私の中では男にも女にも向かって言ってる曲です。

で、実はJake Buggから “転” です。


これもまあ「若い男の子のひねくれ」と言えばそうなんでしょうけど、
今の自分にぴったりだったので。いやーいいこと言ってるなと。若いのに。
20歳ですよ20歳。

“Something is changing, changing, changing
(何かが変わり始めている、変わってゆく、変わってゆく)”

“So I kiss goodbye to every little ounce of pain
(全ての傷みの欠片にお別れのキスをしよう)”

“So I hold two fingers up to yesterday
(昨日に向かって“two fingers”を立ててやろう)”

これ「Two Fingers」って日本人の感覚だとピースサインを想像しそうですが
(つーか私がしました)
手の甲を向けて人差し指と中指を立てる、要するに挑発?侮辱?のサインも
“two fingers up”と言うらしいですね。いいですねー。
あとJake Buggかわいい。

実はこの曲、最初は曲だけで好きになったんですよ。明るくていいなーと。
ほんで歌詞見たら今の自分にぴったりだったので余計グッと来たのですが、
基本的に洋楽は最初「音」から入ります。

ほんでtofubeats Feat. G. Rinaの「No. 1」。
私トーフビーツは基本的に「水星」しか聴いてないんじゃないかってくらい
「水星」が大好きだったのですが、
アルバム通して聴いたら「No.1」にどハマりしまして。いやー良い曲。
ディスイズアーバン!(ってYOHEYBOYSがMCで言ってた)



“少しも時間取れない君を連れ出したい
 気持ちが今どこにあるのかを確かめたい”

Taylorの曲まででさんざん男女の愛憎劇を流してきましたが、
Jake Buggで「変わるんだ、前に進んだんだ」と転じて
ここでもう一度恋をする! という流れです。
「No.1」も「男からの気持ち」でもあるし
「女からの気持ち」でもある曲だと思うんですね。実際男女2人でコーラスしてるし。

散々クソビッチだった女も、女なんてクソだ!って言ってた男も
「君の一番になりたい」とか「ダントツ一番なのさ君が」って思えるようになる。
ディスイズアーバン!(?)

ちなみにtofubeatsはうちのWATALLのお陰で好きになったので、
(アルバムも彼の店で買いました)
今回仕事で来れなくなってしまったWATALLに捧げた曲でもあります。

という所で私の出番は終わったので、
「恋が出来るようになった」というハッピーエンドとして終わっても良かったのですが、
アンコールB2Bに続きがあります。

まずB2Bの1曲目が「丸の内サディスティック(EXPO Ver.)」。
これは先日うちのカメラマンsussyが
「ねんさん(※私のあだ名)がよくかけてる椎名林檎の曲が好きになった」
と言ってくれたので、
じゃあ次のロックオーバーではかけてやろう、とずっと思っていたのでした。

で、この「丸の内サディスティック」は
デビューアルバム「無罪モラトリアム」に入っているオリジナルVer.と
そのだーいぶん後に出された「三文ゴシップ」というアルバムに入っている
「EXPO Ver.」というのがあるんですね。

どっちをかけようかなーと一瞬悩んだんですけど、
私にとって「EXPO Ver.」というのは
“昔の自分(の作品)を、今の自分(が持っている技術・メンバー)でリメイクする”
という意味合いがあったので、
ここまでの流れだったら「EXPO Ver.」だろう、と思ってこちらをかけました。

あと私、確か椎名林檎10周年だったか何かの「林檎EXPO」というのを観に
さいたまスーパーアリーナに行った事があるのですが、
ラストにこの「丸の内サディスティック(EXPO Ver.)」が流れたとき、
鳥肌が立つほど感動したことを覚えています。「かっこいい!!!」って。

LIVEでやった訳じゃなくってね、LIVE全部終わって閉幕して、
真っ黒なスクリーンにスタッフロールと林檎マークが映し出されて、
この曲が流れて来たのです。映像の記憶は微妙ですがそんな感じでした。

只でさえオリジナル曲の「丸の内〜」が好きなのに、
更にその曲を好きにさせてくれる改良をしてくれるなんて! と思ったものでした。
まあ、人によっては「オリジナルの方が好きです」って人もいるでしょうけどもね。

EXPO Ver.ではないですがせっかく動画があったので貼ってみます。



そんで最後の最後の曲、ウルフルズの「バンザイ〜好きでよかった〜」。
もうとにかく、最後はハッピーな曲を流してやろうと思って。
色々考えたんですが、

“イエーーーーーイ 君を好きでよかった
 このままずっと ずっと 死ぬまでハッピー”

これに勝るハッピーな曲は私には思いつきませんでした。
本当はThe Birthdayの「くそったれの世界」も候補に挙がってたんだけどね。
“愛し合う姿はキレイ” っていう歌詞があるから。

ただあの曲 “俺のマーメイドを返してくれよ” って言ってるから、
ああ、今は奪われてるんだなと。笑
そこはハッピーじゃねえなと思ったので今回はやめてみました。
いつかかけたい。チバを通ってないちゃんよし(YSG)が
この曲好きって言ってたから、良い曲なんだと思います。

という感じで私のDJ起承転結は
「出会った男女が憎み合ったりやけっぱちになる」ところから
何かのきっかけで「自分が変わって」、
再び「恋する気持ちを取り戻し」、
最終的に「イエーーーーーイ君を好きでよかったー」
で終わる、っつー選曲でした。笑
いかがでしたでしょうか。憎み合ってるターンが超長いけどね。
なんか映画もそういうのあるじゃん、起承がすごい長くて、
転結がものすごいスピードで終わっていくやつ。



そういえば今回のROCK OVERはうちの母が初めて遊びに来てくれたのですが、
(※フロアで一番踊っていました)
11月の「69%ガールズ日和」の時も来てくれてて、
帰り際にYOHEYBOYSが
「娘さんの選曲はどうでしたか?」って聴いたら
「あ、家でよく聴く曲ばっかりでしたー」って言われたので
カチンと来て、今回の選曲したっていうのもあります。笑

楽しくないといけないと思って耳ざわりのいい曲を選んだのに、
そんな評価かよ! 頭きた! もう知るか! と思って。笑

そしたら今回ROCK OVER終了後に
「あの最後にかけてた女の子の曲、誰?」
って聴いてもらえたので、嬉しかったですね。

自分のかけた曲に対して「あの曲よかった、誰の曲?」って言われるのが、
DJの喜びのひとつなのかも知れません。

長文乱文失礼いたしました。Tomoeでした。良いクリスマスを。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿