本日は私の敬愛する歌手のお話を。上の絵は自分で描いたやつです。
何年か前にCoccoの模写いっぱいしてたんだけど、
ぜんぶ実家のHDDに置いてきたっぽいので、
ぎりぎりネット上に上がってたこれを貼っておきます。
描いた日付見たら2011年5月14日だった…
確か東日本大震災が起きて初めてMステに出てきた時の模写だと思います。
か細い命を最大限に燃やして唄っているようなCoccoがとても印象的でした。
私はあの細い体で魂を燃やすように唄う姿がとても好きです。
さて、私と同世代の方なら分かるかと思いますが、
1997年頃〜2001年頃までCocco・椎名林檎・鬼束ちひろは
ちょっと病んでるイメージ3大女性歌手という感じでした。
その中でも群を抜いてCoccoは特に病んでいるイメージで、
「1stアルバムは世界を呪ってやろうと思って作った」とか
「PVの中で手首の傷が写っている」とか「病的に細い」とか
(実際に拒食症でありイギリスに治療しに行った事もあるのですが)
とにかくそういったエピソードに事欠かない女性歌手です。
特に初期は男女の恋愛(大体ドロドロしてる)を題材にした歌が多く、
ファンの女性たちはそれを聴いて自分の傷と重ね合わせて
屈折した癒され方をしている人が多い印象でした。
2001年に活動休止をして、2004年に絵本を出し、
2006年に本格的に復帰した彼女は
もうそこまでドロドロとした歌を作ってはいませんでした。
私が「傷を傷で癒す屈折は良くない」と思い始めた頃、
ちょうど彼女は
「やさしい歌」を作り始めました。
時々「怒り」もあったけれど、もう、個人的な私怨をぶちまける歌ではなくて、
自分の生まれた土地、沖縄を愛しすぎて生まれた「怒りの歌」。
っていうのがこれです。
今はもうショートVer.しか公開されていませんが、
フルVer.が公開されたとき、私は「何だこれは」と
すごい衝撃を受けたのを覚えています。
沖縄人の彼女にしか作れないロックミュージックだと思いました。
今いちばん最新はこちらですかね。(期間限定ですが)
初期の彼女の歌詞と言えば「血みどろ」とか「血まみれ」とか
「死ねばいい」とかそんなんばっかりでしたが、
最近はシンプルな歌詞で胸に刺さる歌声を奏でています。
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取り返せない馬鹿な季節も
お手上げのわがままも
正しくもない
勝手ばっか言って
愚か どうか
逃げ道も道だって
さあ 生きてみろ
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私は自分の人生が基本的に「逃げ」で出来ていると思っていて、
最近はもう逃げすぎてどんづまりまで来てしまった、という感じですが
「逃げ道も道だって」
「さあ 生きてみろ」
という言葉が刺さりました。
音楽を聴く時、歌詞ばかり重視している訳ではないのですが
どうしたって耳に届いて
笑ったり涙することもあります。
「花明り」も発表当時かなり泣いたなあ。
今はどうか知りませんが、
同世代の人に「Coccoを好き」と言うと
大体「やばい」というイメージで見られる気がして、
あんまり「大好き」と言えませんでした。
確かにやばい歌も沢山あるけど、
今はこんなにやさしい声で唄っているのにな。と思います。
昨日のYOKさんのブログに近いかもしれないし全然遠いかも知れませんが、
“先入観”で聴く音楽の幅を狭めるのは勿体ないことだな、と思います。
きっと私も今まで(未だに)沢山そうしてきたんだろうけど、
今はもっと色んな多くの歌を聴きたいし、
人が先入観で近づかない、私の好きな歌を曲を、聴かせたい。
* * * * *
ところで私は趣味(のような仕事のようなもの)でこういう絵も描いています。
先入観も昨日までの悩みも全部トバして、
ただただ音楽を楽しめる空間がROCK OVERで作れたらいいな。
私はすぐ人目を気にするので、ちょっとお酒や何かの力を借りてでも
全力で楽しむ予定です。
あなたも楽しんで下さい。
3月22日、よろしくお願いします。Tomoeでした。
OPENING ACT:Dance Floor Kitchen
DJ: YSG, WATALL, YOK, YOHEYBOYS, KART,TOMOE
FOOD: Chika Karita
PHOTO: Seekaz
BODY PAINT: Tomoe
FEE: 2000YEN(1ドリンク付)
※先着30名様にROCK OVER SELECT CDプレゼント!
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