2014年3月9日日曜日

Cocco


本日は私の敬愛する歌手のお話を。上の絵は自分で描いたやつです。

何年か前にCoccoの模写いっぱいしてたんだけど、
ぜんぶ実家のHDDに置いてきたっぽいので、
ぎりぎりネット上に上がってたこれを貼っておきます。
描いた日付見たら2011年5月14日だった…

確か東日本大震災が起きて初めてMステに出てきた時の模写だと思います。
か細い命を最大限に燃やして唄っているようなCoccoがとても印象的でした。

私はあの細い体で魂を燃やすように唄う姿がとても好きです。



さて、私と同世代の方なら分かるかと思いますが、
1997年頃〜2001年頃までCocco・椎名林檎・鬼束ちひろは
ちょっと病んでるイメージ3大女性歌手という感じでした。

その中でも群を抜いてCoccoは特に病んでいるイメージで、
「1stアルバムは世界を呪ってやろうと思って作った」とか
「PVの中で手首の傷が写っている」とか「病的に細い」とか
(実際に拒食症でありイギリスに治療しに行った事もあるのですが)
とにかくそういったエピソードに事欠かない女性歌手です。

特に初期は男女の恋愛(大体ドロドロしてる)を題材にした歌が多く、
ファンの女性たちはそれを聴いて自分の傷と重ね合わせて
屈折した癒され方をしている人が多い印象でした。

2001年に活動休止をして、2004年に絵本を出し、
2006年に本格的に復帰した彼女は
もうそこまでドロドロとした歌を作ってはいませんでした。

私が「傷を傷で癒す屈折は良くない」と思い始めた頃、
ちょうど彼女は
「やさしい歌」を作り始めました。

時々「怒り」もあったけれど、もう、個人的な私怨をぶちまける歌ではなくて、
自分の生まれた土地、沖縄を愛しすぎて生まれた「怒りの歌」。

っていうのがこれです。


今はもうショートVer.しか公開されていませんが、
フルVer.が公開されたとき、私は「何だこれは」と
すごい衝撃を受けたのを覚えています。

沖縄人の彼女にしか作れないロックミュージックだと思いました。


今いちばん最新はこちらですかね。(期間限定ですが)


初期の彼女の歌詞と言えば「血みどろ」とか「血まみれ」とか
「死ねばいい」とかそんなんばっかりでしたが、
最近はシンプルな歌詞で胸に刺さる歌声を奏でています。

---------------------------------------
取り返せない馬鹿な季節も
お手上げのわがままも

正しくもない
勝手ばっか言って
愚か どうか

逃げ道も道だって
さあ 生きてみろ
---------------------------------------


私は自分の人生が基本的に「逃げ」で出来ていると思っていて、
最近はもう逃げすぎてどんづまりまで来てしまった、という感じですが
「逃げ道も道だって」
「さあ 生きてみろ」
という言葉が刺さりました。

音楽を聴く時、歌詞ばかり重視している訳ではないのですが
どうしたって耳に届いて
笑ったり涙することもあります。

「花明り」も発表当時かなり泣いたなあ。


今はどうか知りませんが、
同世代の人に「Coccoを好き」と言うと
大体「やばい」というイメージで見られる気がして、
あんまり「大好き」と言えませんでした。

確かにやばい歌も沢山あるけど、
今はこんなにやさしい声で唄っているのにな。と思います。

昨日のYOKさんのブログに近いかもしれないし全然遠いかも知れませんが、
“先入観”で聴く音楽の幅を狭めるのは勿体ないことだな、と思います。
きっと私も今まで(未だに)沢山そうしてきたんだろうけど、
今はもっと色んな多くの歌を聴きたいし、
人が先入観で近づかない、私の好きな歌を曲を、聴かせたい。

* * * * *



ところで私は趣味(のような仕事のようなもの)でこういう絵も描いています。

先入観も昨日までの悩みも全部トバして、
ただただ音楽を楽しめる空間がROCK OVERで作れたらいいな。

私はすぐ人目を気にするので、ちょっとお酒や何かの力を借りてでも
全力で楽しむ予定です。
あなたも楽しんで下さい。

3月22日、よろしくお願いします。Tomoeでした。



ROCK OVER Vol. 5 ”1st Anniversary ”
3/22(土) 22:00-
松江NAKED SPACE

OPENING ACT:Dance Floor Kitchen
DJ: YSG, WATALL, YOK, YOHEYBOYS, KART,TOMOE
FOOD: Chika Karita
PHOTO: Seekaz
BODY PAINT: Tomoe
FEE: 2000YEN(1ドリンク付)

※先着30名様にROCK OVER SELECT CDプレゼント!
 

0 件のコメント:

コメントを投稿