ROCK OVER CALLING

ROCK OVERブログ、連日の更新が続いています。
YOKです。
今日はおれの好きなアーティストの最高峰に位置するパンクバンド、The Clashについて少し。

おれの記憶が確かならば、ROCK OVERでは過去2回、クラッシュの曲が流れました。
ひとつはVol.1の1曲目におれがかけた、誰もが知ってるあの曲“I Fought The Law”（NAKED SPACEオーナーのOKUIさんには「いきなりこれかよ！」と爆笑されました）。
そしてもうひとつは、Vol.2でKART氏がかけた“Rock The Casbah”です。


当時の全米チャート最高8位、クラッシュ最大のヒット曲であるこの“Rock The Casbah”、ドラマーのトッパー・ヒードンによる曲だということは、知ってる人は知ってるけどあまり語られることは少ないです。
ボーカル以外は全てトッパーの演奏だという説もあります。
この曲がヒットしてた時、トッパーはすでにクラッシュをクビになってて（ドラッグ問題で）、だからMVにも出てない。
湾岸戦争の時にできたアメリカのラジオ局の第1曲目としても有名らしいこの曲のMVを観ると、おれは複雑な気持ちになります。

クラッシュの1stアルバム『White Riot』は音も良くないし演奏も下手だし曲も単調だけど、だからどうしたというくらい素晴らしい。
1stだけしかパンクじゃないと言う人すらいます。
クラッシュの1st以降の音楽的な進化は、2ndから参加したトッパーのドラミングなしには考えられないと思います。
“Tommy Gun”だって“I Fought The Law”だって、彼のドラムだからあんなにかっこいいのです。
ジョー・ストラマーもインタビューで「クラッシュが成功したのはいいドラマーがいたからさ」と言ってました。
「これまでの君のやった最悪の判断は？」 という問いに、「まず、トッパー・ヒードンをクビにしたこと」とも答えてました（その後に「それからミック・ジョーンズをクビにしたこと」と続く）。
オリジナルメンバーじゃないとか、途中でクビになったとか、色々あるけど、クラッシュの正式なドラマーはトッパー・ヒードンだったということを、おれはとにかく声を大にして言っておきたい。

ちなみに、おれがクラッシュのオリジナルアルバムで一番好きなのは『Sandinista!』なのですが、その辺は長くなるのでまたの機会に書くかも。

　
さて、肝心のROCK OVERですが、このブログでも本人が告白しているようにスタッフのTomoeちゃんが次回で一旦離脱してしまいます。
青森に旅立たれるそうです。
引きとめたかったのですが、「おら、青森さ行ぐ」って言ってたので気分はもう青森県民かと思って涙を飲みました。
とても残念です。
しっかり者のTomoeちゃん不在で、これからROCK OVERがどうなってしまうのでしょうか。

そういうわけで、次回ROCK OVERはTomoeちゃんへの餞としても皆さんのご参加をお待ちしてます。
Tomoeちゃんの隠れファンのそこの貴方（もしくは貴女）、そうでもないあなた、ただロックが好きなだけというあなた、全方位でこの機会をお見逃しなく！
　
　
ROCK OVER
8/31(土) 22:00-
@松江NAKED SPACE
DJ: YSG, WATALL, YOK, YOHEYBOYS, KART
BODY PAINT: Tomoe
FOOD: 茢田知佳
FEE: 2000YEN（1ドリンク付）
　
　
去年観た映画『崖っぷちの男』（おもしろかったです）では、エンドクレジットで“Police On My Back”が流れました。
映画の内容とも相まって、素晴らしいエンドクレジットでした。
クラッシュの曲がかかると、それだけで映画の評価が気持ち上がってしまいます。